2008年01月23日
40年の歳月をかけて(琉球わらべうた万華鏡)出逢いの日

「今取材で糸満のS先生のお宅にいるんですが、1時間後ぽえむに行きたいんですがよろしいですか?吉澤さんも一緒です」
「喜んで・・・・・お待ちしています」S先生をご案内されて参りました。

奄美の喜界島から八重山の与那国島に至る琉球文化圏を隈なく旅され、先達の方から聞き取りテープ起こしをされ、40年の歳月をかけ現在に至るまでなんと865曲のわらべうたを編作曲された大家でございます。
ピアニスト君とも大学の方では面識があり、あらためてご紹介戴き、先生から戴いた琉球わらべうた万華鏡(ピアノ曲集)のなかから2,3曲初見でしたが弾かせて戴きました


S先生にはこれら865曲の「琉球わらべうた万華鏡」トークコンサートを開くという願いをもっていらっしゃいます。S先生は次のようなこともおっしゃっています。
「絵かきや、彫刻家、陶芸家は展示をすれば作品そのものが価値として認められるのに比して、作曲家の紙の上の音楽(楽譜)は、音にならない限り一般の方々に何の価値もありません。」
桑村さん、吉澤さんは取材の最中でぽえむのことを思い出して下さり、取材を早々に切り上げてこちらの方にいらしてくださいました。
私たちはS先生のお心に感銘し、この小さなぽえむでよろしかったらぜひ、わらべうた取材当時の生々しい感動などを語りつつ行う、
杉本信夫『琉球わらべうた万華鏡』トークコンサートを実現させて戴きましょう


杉本信夫先生の願いです。
今日もまた尊い天からの宝物をお許し戴きました。
このぽえむが又新たなる扉が開かれた瞬間にひれ伏す思いです。
このようなすばらしい出会いを結んで下さった桑村さん、吉澤さんに謹んで御礼申し上げます。
Posted by ぽえむ at 12:13│Comments(0)